■更新履歴:
2024.07.31 2024年版に情報更新
お子さんがいるご家庭では、毎年7月になると「今年の夏休みの自由研究、どうしよう…?」と悩まれるところもあるのでは。
やるならわくわく&面白くて楽しいものを!(&親御さん的にはなるべく簡単に…)と思っている方へ☆
今回は東洋ソーラー工務部の新田さんに聞いた、おすすめの研究テーマをご紹介します!
(小学校4年生・5年生・6年生くらいのお子さん向け)
プロの技術者ならではの視点から、いろいろなアイデアを聞くことができました☆
目次
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- ■工作・実験テーマ ~作ってみよう!~
太陽光の発電量ってなにで変わるの?
おうちに太陽光発電があるなら、絶好のチャンス!
夏休みの間の発電量をまとめてみませんか?
「気温」や「天気」によって、1日の「発電量」にどのような違いが発生するのか…?
気温・天気と発電量を記録してグラフにしてみましょう!
記録を始める前に、まずは自分なりの予想を立ててみてください。
- 「天気が良くて気温が高ければ、発電量はぐんぐん上がる?」
- 「雨の日や曇りの日は発電しないのかな?」
などなど…。
予想を立てたら、あとは毎日数字などをチェックして、まとめたものを眺めてみてください。
あなたはどんなことに気づきますか?
気温や天気と発電量の関係を調べてみたら、普段は気付かない『太陽光発電のヒミツ』が分かっちゃうかもしれません!
(しかも発電量はモニターで簡単にチェックできるので、あまり手間がかからない、かも?)
\カンタン記入☆宿題お助けシート!/
※PDFが開きます。
さらに、お家に蓄電池がある場合は、
- 1日のうちに、蓄電池に電気をどのくらいためているのか?
- ためた電気をどのくらい使っているのか?
などを一緒に調べてみると、太陽光でつくった電気がどのように使われているのかが分かって良いかもしれません!
太陽光発電以外に、どんな自然エネルギーを使った発電方法があるの?
「再生可能エネルギー」とは、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない、低炭素のエネルギー源のことです。
最近ニュースなどでも耳にすることが多い再生可能エネルギー(再エネ)ですが、よく名前が挙がる太陽光以外にも、様々な種類のものがあります。
「再生可能エネルギー」なんていう固~い名前がついていますが、実は普段からとっても身近にあるもの。
- 「再生可能エネルギー」って、どんな種類があるの?
- それらがどういう風に使われているの?
など、知っているようで意外と知らない再エネのこと、調べてみてはいかがでしょうか。
ちなみに出雲市には、「出雲科学館」という楽しく科学に触れられる体験型のミュージアムがあります。
夏休み期間中も様々なイベントを実施されているようなので、こういった施設で楽しく理科学習をしてみるのもおすすめですね!
東洋ソーラーは太陽光発電を扱う会社ですが、再生可能エネルギーって実は太陽光以外にもいろいろあります。
調べてみて、自分だったらこのエネルギーをこう使う!といった、自分なりの使い方を考えてみるのも面白いかもしれませんね!
電気の「直流」と「交流」の違いってなに?
一口に「電気」と言っても、実は大まかに2種類に分けられます。
それが「直流」と「交流」。
太陽光でつくられる電気は「直流」。
ですが、お家の中で使われる電気は「交流」です。
しかし、身の回りのテレビや冷蔵庫、パソコンやスマートフォンなどは「直流」で動いています。
ちょっとややこしいですが、ちゃんと理由があるんです。
ヒントは…
「直流」はパワフルで一定の力がある反面、細かい管理がしづらい電流
「交流」は流れを止めたり、また動かしたりといった管理がしやすい電流
ということ。
ちょっと難しいかもしれませんが、調べてみることで、とっても奥深い電気の世界を少し覗いてみてはいかがでしょうか。
2つの電気の違いを始め、使われている場所・条件の違いなどを調べてみるのも面白いかもしれません。
おうちのコンセントを調べてみよう!
どのご家庭内にもあるコンセント、実は場所によってちょっとした違いがあるのをご存じですか?
普段最もよく使う、2本線が横並びに入っているように見えるコンセントの他にも、見た目がちょっと違うレアな形のコンセントがあるかも…?
宝探しの気分で、おうちの中のコンセントを探してみるのはいかがでしょうか☆
お家のどこにどんな形のものがあって、それぞれ何に使っているのか、など…
自分だけのおうちマップを作っても楽しいですね。
※注意!)分電盤などは決してお子さんが触らないようにご注意ください!感電する危険があります!
電気自動車ってどうやって走るの?
電気で動くものは世の中にたくさんありますが、ここ数年で一気に普及してきたものと言えば、やはり電気自動車ではないでしょうか。
ガソリン車からハイブリッド車、電気自動車に、水素で走る燃料電池自動車まで、「自動車」と言っても様々な動力源のものがあります。
中でも電気自動車は、『V2H(ヴイツーエイチ、Vehicle to Homeの略称)』という、お家で急速充電が出来たり、電気自動車にためた電気をお家の中でも使えるシステムが普及し始めたことで、今後より一層便利に使えるようになっていきます。
車や乗り物が好きなお子さんなら、電気自動車を始めとして、それぞれの自動車の動くしくみをまとめて比べてみるのも良いかもしれません。
自分だったら、こういう燃料で車を走らせたい!といった、自分だけの「夢のクルマ」を考えてみても楽しいかも…
②でご紹介した再生可能エネルギーと絡めて、「再エネで走る未来のクルマ」を想像してみても良いですね!
こういった研究テーマのほか、実際に自分で作ってみる・実験してみるタイプの自由研究もおすすめです!
太陽熱で調理!ソーラークッカー
こちらのエコソーラークッカーは、なんと太陽の熱でクッキングができるんです。
段ボール製かつ折り畳み式で、持ち運びもラクチン!
調理に時間は掛かりますが、しっかりと太陽光を集光できるしくみなので、いろいろなレシピに挑戦してみたりして、親子で楽しく・美味しく実験ができます☆
ソーラー電池で作る!ランタンやエコハウス
●昼間に充電、夜にピカピカ光る!オリジナルデザインのエコランタン
牛乳パックやペットボトルなどを使って、ランタンを作るのはいかがですか?
空いた容器をリサイクルして、楽しく飾り付け!
ソーラーパネルを取り付けて昼間に充電すると、夜にピカピカ光る素敵なエコランタンが出来ちゃいます☆
通販サイトでの取り扱いもあるので、やりやすさも◎!
●太陽光で発電!自分だけのデザインで楽しむエコハウス
組み立ては段ボールでかんたん、なのに出来上がりは本格的!
暗くなると、太陽光発電のLEDライトが光ります。
商品自体は無地なので、どんなデザインにするかは自分次第!
絵具や色鉛筆、マーカーなどで楽しくデザイン☆
2階建ての素敵なエコハウス、ぜひ親子で一緒に楽しく工作してみてください!
レモンに電気が通る!?レモン電池
「レモン電池」って聞いたことありますか?
一般的には「ボルタ電池」として知られている装置と同じ原理でできており、切ったレモンに銅板や亜鉛板を差し込むと電気が流れる、というものです。
難しそうに思えますが、手軽に実験ができるキットなども販売されています。
- レモンの数を増やすと電気の通り方はどうなるの?
- 他の果物や野菜で試すとどうなるの?
など、いろいろと条件を変えて実験してみると楽しく学べるのでは☆
※注意!)なお、実験に使ったレモンなどの果物は、金属が溶け出しているので決して食べないようにしてください!
また、ご紹介している各商品ページでは売り切れの場合があります。その際はご了承ください。
いかがだったでしょうか。
プロの技術者のアイデアを参考に、夏休みの自由研究に使えそうなテーマや、工作・実験等のアイデアをご紹介してきました。
ひとつでもわくわくするものがあれば、ぜひ取り上げて実践してみてください!