コンパクトタイプから大容量タイプまで、様々なラインナップが用意されている蓄電池システム。
ご自宅に合う容量の蓄電池はどれなのかと、悩まれる方がほとんどではないでしょうか。
今回は、【蓄電池の選び方~容量で選ぶ編~】と題して、容量別に蓄電池を選ぶポイントをご紹介していきます。
コンパクトな蓄電池(容量:4 kWh~6.5kWh)
10年前の太陽光パネルと、現在の太陽光パネルの1枚当たりの発電量を比較すると、なんと【約1.5倍】以上増えていることをご存知でしょうか?
(例:2011年SHARP製品1枚当たり153W / 2021年SHARP製品259W)
屋根に太陽光パネルがたくさん載っていても、蓄電池が3 kWh~4 kWh程度の少ない容量の場合、発電して余った電気を溜めきることができません。
余剰分の電気を7円程度(中国電力のFIT終了後の買い取り価格、2021年現在)で売るようなら、ご自宅で自家消費して有効活用した方が断然お得になります。
そこでちょうどよく活躍してくれるのが、容量が4 kWh~6.5kWhのコンパクトサイズの蓄電池。
日中に発電して余った電気をしっかり溜めて、発電が落ちる夕方以降に電気を放電する事で、価格が高い時間帯の電気を買わずにすむ、という賢い使い方が出来るのです。
ミドルタイプの蓄電池(容量:7kWh~9.5kWh)
日中はお仕事でご自宅を不在にされることが多く、昼間の電気使用料は待機電力程度という方や、5kW以上の太陽光パネルが稼働しており、しっかり売電量があるといったお宅の場合は、ミドルタイプの蓄電池がおすすめです。
そういったご使用状況の場合、コンパクトな蓄電池だと、日中発電して溜めた電気が容量いっぱいになってしまい、溜めきれないケースがあるためです。
(もちろん、溜めきれなかった電気はFIT(固定買取制度)後の単価、つまり7円程度で売ることはできますが…)
このミドルタイプの蓄電池容量があれば、夕方ご帰宅されて、食事の準備や入浴される時間くらいまでの電気を蓄電池から賄う事が出来る見込みです。
※電気使用量によって異なりますので、上記通りにならない場合もあります。
大容量蓄電池(容量:11.1 kWh~16.6kWh)
コンパクトモデル、ミドルクラスと紹介をしてきましたが、更に大容量の蓄電池が存在します。
一般住宅の電気を丸一日蓄電池で賄おうとした場合、平均で12.7kWh程度の電力が必要とされていますが、まさにほぼ丸一日分の電気を溜められるのが、この大容量の蓄電池です。
またオール電化の場合は、平均で25kWh~30kWh程度必要になる場合がありますが、大容量蓄電池ならその半分の量を溜めることができます。
たとえば、ご家族が多く電気使用量もとても多い(月平均3万円程度支払っている等)ご家庭や、8 kW~10kWの大容量太陽光パネルを稼働されているご家庭などにおすすめしています。
また、停電時など有事の際に、電気を不安なく使われたいご家庭にもこちらがおすすめです。
今後、国が推進するカーボンニュートラルに向けての政策に対して、自宅でクリーンな電気を作り、溜めて電気の自給自足の生活を実現するためには、やはり大容量の蓄電池が必須となっていきます。
蓄電池の選び方について、【基礎編】、【メーカー紹介編】、【容量編】としてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
少しでもご検討の材料になれば幸いです。
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