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2023.06.23 23年6月の中国電力電気料金単価変更を反映
前回の記事では、2023年4月以降の中国電力管内での電気料金値上げについて見てきました。
今回は、電気代値上げを踏まえた、これからの「損しない」太陽光発電&蓄電池の使い方をご紹介したいと思います!
電気料金プラン、今のままで大丈夫!?
これまでは深夜の電気料金が安かったけど…
現在、オール電化住宅や太陽光発電システムを設置されているご家庭では、前回ご紹介した「電化Styleコース」や「ファミリータイム」に加入されている方が多いかと思います。
太陽光発電+蓄電池をつけている場合、蓄電池にはまず昼間に発電・自家消費して余った電気をためています。
さらに深夜の安い電気を買ってためて、単価が高い昼間に使うことで、電気代削減の効果を高めるといった使い方が推奨されてきました。
また、エコキュートをつけているご家庭の場合も、深夜の安い電力を使ってお湯を沸かす設定が主流です。
しかし、これまで見てきたように、電化Styleコースやファミリータイムの場合、2023年4月以降は深夜料金が2倍~2.3倍も上昇しました。
そうすると、深夜料金にはこれまでほどの割安さがなくなるため、安い深夜電力を使っておトクに電気を使う従来の方法は、今後は活用しにくくなっていきます。
では、これからはどのように電気を使っていけば良いのか…
プランの見直しもひとつの方法
中国電力の料金プランには、時間帯や季節で単価が変わるプランの他に、時間帯区分の無い『スマートコース』や『シンプルコース』といったプランが存在します。
たとえばスマートコースは、使う時間や季節に関係なく、単純に「使った電力量」に応じて料金単価が3段階で変わるというプランです。
■2023年6月以降のスマートコース料金
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
基本料金の代わりに15kWhまでは最低料金が設定されており、月の使用量が15kWhを超えると、使った量に応じて第3段階まで単価が上がるしくみです。
こういった、『単価が一律』のプランに変更して、「月の電力使用量を抑えながら、なるべく安い単価で電気を使う」というのも、一つのかしこい選択です!
太陽光発電の使い方が変わる!?
「単価が一律のプランへ変更 」という方法を踏まえた上で、太陽光発電があるご家庭の場合の『これからの使い方』に触れていきます。
まず、電力会社からの電力購入量を減らすためには、「いかに太陽光で発電している時間帯に電気を使うか」がこれまで以上に大きなポイントになります。
今までは、
- 昼間の高い電気を買わないために太陽光発電を使う
- 余った電気は売電
- 割安な深夜電力を使う
ことが効果的と言われてきました。
しかし、深夜料金にこれまでほどの割安さがなくなる今後は、『作った電気をなるべく多く自家消費し、(時間帯に関係なく)電力購入量を減らす』という使い方にシフトしていくと考えられます。
今までのように深夜電力を活用するよりも、『深夜に使っていた機器を昼間に動かすことで、日中の自家消費率を上げて、電力購入量を減らす』ことがカギになる、という事ですね。
たとえば、契約プランをスマートコースにして月の電力購入量を300kWh以下にすれば、月の料金単価は第2段階の「39.51円」となります。
これは電化Styleコースのデイタイム「44.5円」や、ファミリータイムプランⅠのデイタイム「42.67円」の電気を買うよりも安い料金です。
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
そういった使い方にすることで、仮に昼間の電力購入量が以前と比べて増えたとしましょう。
ですが、電気を買う時間帯に金額が左右されなくなるため、太陽光発電の電気を充分に自家消費できていれば、月トータルの電力購入量は抑えられます。
発電量が下がる冬場や天気の悪い時期などには、今までと同様に電気代が高めになる傾向がありますが、夏場には、余りがちな蓄電池の電気を毎日深夜まで放電して使い切るといった使い方にすることで、効果を増やすことができます。
このようにして年間で考えると、損しない使い方ができる可能性が高くなります。
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