■更新履歴:
2023.06.26 23年6月の中国電力電気料金単価変更を反映
原油価格の高騰や円安の影響で、2021年末以降電気代がどんどん上がっています。
さらに、中国電力管内でも23年4月と6月に電気料金値上げが実施されました。
今回は、中国電力の電気料金単価がどのくらい上がるのか?ということを、主な契約コースである「電化Styleコース」と「ファミリータイムプラン1」で見ていこうと思います。
目次
2023年4月以降、中国電力の電気料金はどのくらい上がるの?
まずは、電化住宅での代表的な電力メニューである「電化Styleコース」と、季節・時間帯で単価が変動する「ファミリータイムプラン1」を例として見てみましょう。
電化Styleコースの場合
電化Styleコースは、電化住宅やエコキュート等の電気給湯機をご使用されるお宅が加入できるコースです。
平日朝9時~21時までの「デイタイム」料金と、平日21時~朝9時までの「ナイトタイム」料金、さらに休日(時間帯区分なし)の「ホリデータイム」の計3パターンの料金体系で構成されています。
2023年3月までは、デイタイムの単価は1キロワットあたり「30.62円」ですが、23年4月以降は「44.5円」へ。
ナイトタイムとホリデータイムは、「14.87円」から「30.43円」と、なんと約2倍も値上がりしました。
▼電化Styleコースの単価比較と年間の電気代差額を試算してみました。
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
電化Styleコースは、平日の昼間に比べて夜間と休日が割安に設定されていますが、令和5年4月以降は夜間・休日の電力量料金が大きく値上がりしたため、割安感は小さくなりました。
仮に電気代が月15,000円かかるご家庭の場合、年間で約10万円以上も支払額が上がる計算になります。
ファミリータイムプラン1の場合
ファミリータイム(プラン1)は、季節と時間帯によって1キロワットあたりの単価が4パターンに分かれる料金体系のプランです。
平日・休日の区分はありませんが、3つの時間帯(デイタイム、ファミリータイム、ナイトタイム)があり、さらにデイタイムが2つの季節(夏季、その他季)に分かれています。
1kWあたりの主な金額変更を見てみると、
- デイタイム(その他季)は「27.54円」から「42.67円」へ ⇒約1.5倍!
- ファミリータイムは「25.95円」から「42.43円」へ ⇒約1.6倍!
- ナイトタイムは「13.26円」から「30.4円」へ ⇒約2.3倍!!
となっており、いずれの時間帯も値上げされています。
ファミリータイムプランについても、特に夜間電力の値上げ幅が大きくなっていますね。
▼ファミリータイムプラン1の単価比較と年間の電気代差額を試算してみました。
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
仮に電気代が月15,000円かかるご家庭の場合、年間で約11万円以上も支払額が上がる計算になります。
その他の料金メニューの場合
その他の料金メニューも2023年4月以降にすべて値上げされました。
1kWあたりの単価の変化を下記にまとめましたので、参考にしてください。
●規制料金
規制料金は、電力自由化以前から設けられているプランで、料金を改定するためには経済産業大臣の認可が必要です。
中国電力管内では2023年6月に認可が下り、従量電灯Aプランは以下の表のように値上げされました。
※すべての価格には燃料調整費を含んでいません。


●自由料金
自由料金は電力自由化以降に設けられたプランで、各電力会社が自由に料金改定ができます。
中国電力管内では、2023年4月にすべてのプランで値上げが実施されました。
なお、2023年6月に規制料金の値上げを受け、一部プラン(スマートコース、シンプルコース、ナイトホリデーコース)の値下げが行われました。
※すべての価格には燃料調整費を含んでいません。








\ まずはお気軽にご相談! /
話を聞いてみる >>
上がり続ける電気代…。削減のポイントは?
電気代削減のポイントは、当たり前といえば当たり前ですが、まずなるべく『電気を買わない』ことです。
それでは、なるべく電気を買わないようにするためにはどうしたら良いのか……
- 省エネ家電に買い換える
- 冷暖房の設定温度を見直したり、使っていない電化製品の電源を切るなどして節電を心掛ける
- 断熱リフォームを行う
など、対策はいろいろと考えられますが、正直、個人で対策して何とかなる範囲を超えてきている苦しい状況です。
最も手っ取り早く効果があり、かつガマンしなくて良い選択肢は、「自分で電気をつくって使う」こと!
太陽光発電と蓄電池があるご家庭では、「太陽光で電気をつくる」→「電気をためて、発電しない時間帯に使う」というサイクルを効率的に行えるため、電気の購入量をしっかりと削減することができます。
せっかく太陽光発電で作った電気を無駄なく・効率よく使うためには、
- まず発電している昼間に電気を使う
- 余った分は売電せず、蓄電池にためて発電しない時間帯に使う
という方法が効果的。
こうして、電気で自給自足する量を増やすほど電気を買う量が減り、しっかりと電気代削減につながるという訳なのです。
「ご自宅での効果が気になるかも…」と思われたら、今がご検討のタイミングかもしれません。
無料の発電量/光熱費シミュレーションを一度見てみませんか?
(シミュレーション・お見積り後でももちろんお断りOKですので、ご安心ください!)