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2024.06.11 2024年度版にページ更新
前回の記事では、2024年4月以降の電気料金値上げについて見てきました。
今回は、電気代値上げを踏まえた、これからの「損しない」太陽光発電&蓄電池の使い方をご紹介したいと思います!
電気料金プラン、今のままで大丈夫!?
これまでは深夜の電気料金が安かったけど…
現在、オール電化住宅や太陽光発電があるご家庭では、「電化Styleコース」や「ファミリータイム」にご加入のケースが多いかと思います。
太陽光発電+蓄電池がある場合、蓄電池にはまず昼間に発電・自家消費して余った電気をためています。
さらに深夜の安い電気を買ってためて、単価が高い昼間に使うことで、電気代削減の効果を高めるという使い方が推奨されてきました。
また、エコキュートがあるご家庭の場合も、深夜の安い電力を使ってお湯を沸かす設定が主流です。
深夜料金にはこれまでほどの割安さがないため、安い深夜電力をためておトクに電気を使う従来の方法は、今後は活用しにくくなっていきます。
では、今後どのように電気を使っていけば良いのか…
プランの見直しもひとつの方法
中国電力の料金プランには、時間帯区分の無い『スマートコース』や『シンプルコース』といったプランがあります。
たとえばスマートコースは、使う時間や季節に関係なく、単純に「使った電力量」に応じて料金単価が3段階で変わるというプランです。
■2024年4月以降のスマートコース料金
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
基本料金の代わりに15kWhまでは最低料金が設定されています。
月の使用量が15kWhを超えると、使った量に応じて第3段階まで単価が上がるしくみです。
こういった『単価が一律』のプランに変更して、「月の電力使用量を抑え、なるべく安い単価で電気を使う」というのもかしこい選択です!
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太陽光発電の使い方が変わる!?
「単価が一律のプランへ変更 」という方法を踏まえ、太陽光発電の『これからの使い方』を考えてみましょう。
電力会社から買う電気を減らすためには、「太陽光で発電している時間帯に電気を使う」ことがこれまで以上に重要です。
今までは、
- 昼間の高い電気を買わないために太陽光発電を使う
- 余った電気は売電
- 割安な深夜電力を使う
ことが効果的と言われてきました。
しかし、深夜料金にこれまでほどの割安さがなくなる今後は、『作った電気をなるべく自家消費し、買う電気の量を減らす』ことが大きなポイントになります。
今までのように深夜電力を活用するよりも、『深夜に使っていた機器を昼間に動かし、日中の自家消費率を上げ、電力購入量を減らす』ことがカギになる、という事ですね。
たとえば、契約プランをスマートコースにして月の電力購入量を300kWh以下にすれば、月の料金単価は第2段階の「39.43円」になります。
これは電化Styleコースのデイタイム「44.40円」や、ファミリータイムプランⅠのデイタイム「42.57円」の電気を買うよりも安い料金です。
※上記価格には燃料費調整単価を含んでいません。
そういった使い方にすることで、仮に昼間の電力購入量が以前と比べて増えたとしましょう。
ですが、電気を買う時間帯に金額が左右されなくなるため、発電した電気を充分に自家消費できていれば、月間の電力購入量は抑えられます。
発電量が下がる冬場や天気の悪い時期などは、今までと同様に電気代が高めになる傾向があります。
ですが、夏場には余りがちな蓄電池の電気を毎日深夜まで放電して使い切ることで、効果を増やすことができます。
このようにして年間で考えると、損しない使い方ができる可能性が高くなります。
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