先日の山陰豪雨では避難指示が各所で発令され、不安な日々を過ごされた方が多いのではないでしょうか。
災害規模が大きくなると、床上浸水や土砂崩れ等が発生し、生活が危険になることがあります。
【災害時の太陽光発電・蓄電池の使い方や注意点】をまとめていますので、いざという時に困らないよう、参考になさってください。
停電した時はどうしたら良いの?
太陽光発電システムを導入されているご家庭は、天気が良く発電をしている場合は、停電時でも自宅の屋根で作った電気を使うことが出来ます。
また、更に蓄電システムを導入されているご家庭では、日中にためた電気を蓄電池から放電する事で、発電しない夜でも電気を使うことが出来ます。
システムの内容やメーカーによって操作方法は異なりますが、大まかな対処法は同じ流れになりますので、簡単にご説明いたします。
太陽光発電のみ設置の場合
【自立運転機能の使用方法】
- 「自立運転用コンセント」の位置を確認
- 取扱説明書で「自立運転モード」への切り替え方法を確認
- 「主電源ブレーカー」をオフに
- 「太陽光発電ブレーカー」をオフに
- 「自立運転モード」に切り替え
- 「自立運転用コンセント」に必要な機器を接続して使用
- 停電復旧時には「自立運転モード」解除 → 「太陽光発電ブレーカー」オン → 「主電源ブレーカー」オン の順で、必ず元に戻す
太陽光発電+蓄電池設置の場合
【自動で「自立運転モード」に切り替わるパターン】
自動で切り替える設定にしている場合は、停電が発生したら約5秒を目安に蓄電池からの放電に切り替わります。
切り替わるタイミングは機種によって多少異なります。
停電から復旧したら、手動で連系運転モードに直すタイプが一般的です。方法は取扱説明書をご確認ください。
【手動で「自立運転モード」に切り替えるパターン】
手動で行う場合は、停電が発生したらモニターで連系運転モードから自立運転モードに切り替えてください。
一般的な方法では、「主電源ブレーカー」と「太陽光発電ブレーカー」をオフにすることで自立運転モードに切り替えますが、機種によっては異なる場合もあります。
詳細は蓄電池の取扱説明書をご確認ください。
また、各メーカーごとの詳しい操作方法については、JPEA 太陽光発電協会のWEBサイト「停電時でも電気が使えます」にも掲載されています。
避難所に出かけて家を空ける際はどうしたら良いの?
万が一、大規模災害が発生し長期間の避難生活を余儀なくされた場合、漏電で火災等の危険性が考えられます。
お客様にてご対応頂けるポイントがありますので参考にしてください。
・太陽光発電:太陽光ブレーカーをオフにする。
・蓄電池:取り扱い説明に添って蓄電動作を停止する。
各メーカーで操作が異なりますので、お困りの際は取り扱い店または、メーカーカスタマーへご連絡ください。
災害でシステムが故障したらどうしたら良いの?
地震や洪水、落雷などでシステムが故障した場合、メーカー保証で無償の修理が可能な場合と、保証内容によっては費用がかかる場合があります。
また、自然災害が原因で故障した場合は、ご自宅にかけておられる火災保険で修理費用を賄う事が出来る可能性があります。
保険の内容によって全額補助、または一部修理費用が発生する場合がありますので、ご自宅の火災保険の内容をご確認ください。
機械に異常があった際にはどこに相談したら良いの?
まずは購入された販売店へ連絡してください。
販売店がすでに存在しない、または対応が悪くどうしていいかわからない場合は、システムのメーカーカスタマーへ連絡してください。
災害時は問合せが集中して繋がりにくい事が想定されます。
弊社でも可能な限りのご案内に努めてまいりますので、お困りの際はご連絡くださいませ。