2024.08.29 公開
2026.01.26 内容更新
大雨・台風・地震などによる【停電への備えと対応】、
および災害時に増加する【悪質な訪問】等についてまとめました。
万一の際に落ち着いて行動いただけるよう、ご自宅の設備について今一度ご確認ください。
目次
停電への備え
停電に備え、非常時に太陽光発電や蓄電池を使用する方法をあらかじめ確認しておくと安心です。
◎地震への備え
蓄電池には、停電に備えて事前に電気をためておく「強制充電モード」があります。
このモードを設定すると、時間帯に関わらず蓄電池を満充電の状態に保つことができます。
大雨や台風など天候不良が予想される場合、気象予報連動機能付きの蓄電池やHEMSでは、予報にあわせて自動で満充電になるよう設定されています。
しかし、地震は気象予報連動の対象外です。
大きな地震が発生した際には、余震による停電に備えるため、蓄電池のモードを手動で切り替えることをおすすめしています。
【蓄電池を強制充電モードに変更(長州産業・テスラ)】
【長州産業社製蓄電池の場合】


【テスラPowerwallの場合】


なお強制充電モードに設定している間は、蓄電池による経済効果が下がります。
蓄電池を最大限活用するために、手動で設定を変更した場合は元のモードに戻すことを忘れないようにご注意ください!
その他機種の設定方法は、取扱説明書または各メーカーのWEBサイトでもご確認いただけます。
◎大雨や台風への備え
【AI機能がある蓄電池の場合】
蓄電池やHEMSに気象予報連動機能がついている場合、台風等の気象情報に紐づき、自動で蓄電池が満充電になるように設定されています。
そのため、基本的に自分で設定を変更する必要はありません。
長州産業のスマートPVマルチ(ちくでんエコめがねつき含む)などはこちらに該当します。
また、テスラのPowerwall(パワーウォール)についてもStorm Watch(ストームウォッチ)機能が備わっています。
停電時に備えるための弊社おすすめの設定は、「ストームウォッチ機能をオン」+「蓄電率を変更(バックアップ:100%、自家消費:0%)」にすることです。

ストームウォッチ機能は、初期状態ではオンになっていますが、遠くの気象警報にも過剰反応してしまう等の実例があり、オフにされている方も多いと思います。
台風等が接近した際はストームウォッチ機能をオンにしておくと、強制的に電力を購入してPowerwallに電気をためるため、太陽光発電だけで電気がたまりきらない場合でも満充電にすることができ、安心です。
ただしバックアップ率を100%にした場合、夜間等の放電がゼロになります。
その間は電力を購入する形となり、蓄電池による経済効果が下がる点にご留意ください。
※なお、バックアップ率が5%を下回った場合はPowerwallがスタンバイ状態となり、翌朝の太陽光発電システムからの再充電まで待機します。
通常使用に戻す場合は、弊社では蓄電率を「バックアップ:20%、自家消費:80%」に設定することをおすすめしています。

【AI機能がない蓄電池の場合】
AI機能がついていない蓄電池の場合は、台風接近の数日前から手動で蓄電率を上げておくことをおすすめします。
モニターから設定変更が可能です。
蓄電率を100%にすることをおすすめしておりますが、夜間等に放電がゼロになり電力を購入する形となります。
その間は蓄電池による経済効果が下がりますので、ご留意ください。
設定方法はメーカーにより異なりますので、詳しくはお手元の取り扱い説明書、または「各メーカーの停電時の対応はこちらをご確認ください」を併せてご確認ください。
なお、気象予報に連動した「蓄電池の充電優先切替え機能」は【地震は対象外】となっています。
余震による停電に備える場合は、蓄電池のモードを手動で切り替えてください。
⇒長州産業社製品とテスラPowerwallの設定方法はこちら
停電したときはどうしたら良いの?
太陽光発電を導入しているご家庭では、天気が良く発電している場合、停電時でも発電した電気を使用できます。
さらに蓄電池を導入していれば、日中にためた電気を夜間に放電できるため、発電しない時間帯でも電気を使うことが可能です。
システムやメーカーによって操作方法は異なりますが、大まかな対処法は同じ流れです。
大雨や台風など、万一の停電に備えて以下の点をご確認ください。
太陽光発電の場合
太陽光発電のみを設置されている場合は、停電時にパワーコンディショナを「自立運転モード」へ切り替える必要があります。
【自立運転機能の使用方法】
- 1. 「自立運転用コンセント」の位置を確認
- ┗屋内用パワーコンディショナ:底面か側面にコンセントがついています
- ┗屋外用パワーコンディショナ:非常用コンセントの位置を確認
- 2. 取扱説明書で「自立運転モード」への切り替え方法を確認
- 3. 「主電源ブレーカー」をオフに
- 4. 「太陽光発電ブレーカー」をオフに
- 5. 「自立運転モード」に切り替え
- 6. 「自立運転用コンセント」に必要な機器を接続して使用
なお、停電復旧時には必ず設定を元に戻してください。
- 7. 「自立運転モード」解除 → 「太陽光発電ブレーカー」オン → 「主電源ブレーカー」オン の順で戻す
- 8. 連系運転(通常)モードに戻っていることを確認
各操作はメーカーにより異なります。
詳しくはお手元の取り扱い説明書、または「各メーカーの停電時の対応はこちらをご確認ください」を併せてご確認ください。
太陽光発電+蓄電池の場合
太陽光発電+蓄電池をつけられている場合は、設定や機能の違いにより対応が異なります。
【自動で「自立運転モード」に切り替わる場合】
自動で切り替える設定にしている場合は、停電が発生したら約5秒を目安に蓄電池からの放電に切り替わります。
切り替わるタイミングは機種によって多少異なります。
停電から復旧したら、手動で連系運転モードに戻すタイプが一般的です。
戻す方法は取り扱い説明書をご確認ください。
【手動で「自立運転モード」に切り替える場合】
手動で行う場合は、停電発生時にモニターで「連系運転モード」から「自立運転モード」に切り替えてください。
一般的な方法では、「主電源ブレーカー」と「太陽光発電ブレーカー」をオフにすることで自立運転モードに切り替えますが、機種によっては異なる場合もあります。
詳細は取り扱い説明書をご確認ください。
避難所に出かけて家を空ける際はどうしたら良いの?
万が一、大規模災害が発生し長期間の避難生活を余儀なくされた場合、漏電で火災等の危険性が考えられます。
お客様にてご対応頂けるポイントがありますので参考にしてください。
- 太陽光発電:太陽光ブレーカーをオフにする。
- 蓄電池:取り扱い説明書に添って蓄電動作を停止する。
各メーカーで操作方法が異なります。
お困りの際は販売店、またはメーカーカスタマーへご連絡ください。
もし災害でシステムが故障したら?
地震や洪水、落雷などでシステムが故障した場合、メーカー保証で無償の修理が可能な場合と、保証内容によっては費用がかかる場合があります。
また、自然災害が原因で故障した場合は、ご自宅にかけておられる火災保険で修理費用を賄う事が出来るケースもあります。
保険の内容によって全額補助、または一部修理費用が発生する場合がありますので、ご自宅の火災保険の内容をご確認ください。
機械に異常があった際にはどこに相談したら良いの?
まずは購入された販売店へ連絡してください。
販売店がすでに存在しない、または対応が悪くお困りの場合は、メーカーカスタマーへご連絡ください。
各メーカーの停電時の対応方法はこちらをご確認ください
⇒ 長州産業 停電時の使用方法について
⇒ オムロン 災害等による停電時でも電気が使えます
⇒ 京セラ よくある質問Q&A・停電時・停電前操作
⇒ シャープ 自立運転モードへの切り替え方法
⇒ 東芝 「自立運転」と「連系運転」の切替方法01 「自立運転」と「連系運転」の切替方法02
※PDFが開きます。01と02の違いはパワーコンディショナの型番です。
⇒ 日立 停電時の使いかた〈自立運転〉
※PDFが開きます。10ページ以降をご確認ください。
⇒ パナソニック 太陽光発電システム:停電時の使用方法について V2H蓄電システム:停電時の使用方法について
⇒ 三菱電機 住宅用太陽光発電システムの自立運転機能
⇒ エクソル 停電時に太陽光発電の電気を利用するための「自立運転機能」について
⇒ カナディアン・ソーラー 停電時自立運転について
⇒ サンテックパワー 太陽光発電設備の注意事項および停電時の使用方法
⇒ ネクストエナジー・アンド・リソース 自立運転切り替え方法
⇒ Qセルズ もしものときでも、充分な電気を確保できます。
⇒ LIXIL 太陽光発電システムを停電時に自立運転へ切り替える方法
⇒ ソーラーフロンティア 停電・緊急時の対応
⇒ カネカソーラー 停電時、「自立運転」への切り替え方法
災害時は問合せが集中して繋がりにくい事が想定されます。
弊社でも可能な限りのご案内に努めてまいります。
※弊社で取扱いがない機器へのお問い合わせ等は対応いたしかねます。ご了承ください。
災害時の悪質商法にご注意ください
地震等の災害があると、それに便乗した悪質商法が多く発生します。
消費生活センターの情報によると、最近は「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」など、「保険金が使える」と勧誘する手口や、義援金詐欺の事例も報告されています。
太陽光発電を設置されているご家庭では、特に「無料で屋根を点検する」といった訪問にご注意ください。
たとえば、屋根補修に関する事例(※)としては、
・屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
・豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった
・雪下ろし作業後に当初より高い金額を請求された
※出典:独立行政法人国民生活センターWEBサイト「ご用心 災害に便乗した悪質商法」
などが寄せられています。
また、島根県・鳥取県においても、災害時に限らず、同様の手法による不適切な契約を行う業者の訪問が確認されています。
下記に事例をまとめていますので、ご一読ください。
またお困りの際には、お近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。
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