
「マキシオン」という太陽電池パネルのメーカーをご存じでしょうか。
名前を聞きなれない方も多いと思います。
今回は、世界最高クラスの太陽電池メーカー『マキシオンソーラーテクノロジーズ社(以後「マキシオン」)』についてご紹介いたします。
目次
※2023年10月現在において
マキシオン社の成り立ち
マキシオン社は、アメリカ・シリコンバレーで創業し、開発を行うアメリカの太陽電池メーカー。
2020年に米国サンパワー社より分社化され、現在の本社はシンガポールにあるグローバル企業です。
※マキシオン社製品カタログより
日本での事業展開
2012年に「サンパワージャパン株式会社」として拠点を開設し、東芝に太陽電池を供給していましたが、2019年に東芝が住宅用の太陽光発電の販売から撤退しました。
これを機に2021年、サンパワー社の太陽電池のブランド名だった「maxeon(マキシオン)」を日本での社名とし、「マキシオンジャパン株式会社」として日本で独自に活動を始められました。
世界最高の太陽電池
現在、世界の太陽電池パネルは規格化が進み、パネルの出力、寸法、重量、保証等、ほぼ同一のパネルが生産されている状況にあります。
こうした流れは、施工面や保守面などで、設置されたお客様にもメリットがあります。
ですがその反面、どのメーカーの製品を選んでも「ほぼ同じ」という状況になりました。
ただ、これは「マキシオンを除いて」は、の話です。
マキシオン社の太陽電池が他社と一線を画すと言われる理由ですが、
- 世界最高の変換効率(※1) 22.6%
- 住宅用太陽電池パネルにおいて業界最長の40年保証
この2つに尽きます。
※1. 2023年6月1日時点で、現在国内市場で住宅用太陽光パネルを販売しているメーカー11社のウェブサイトより得られたデータシート値のマキシオン社による調査に基づく。
バックコンタクト構造
この2つを実現しているのが「バックコンタクト構造」と呼ばれる技術。
ほぼすべての太陽電池パネルの表面には、セル同士を接続するための『バスバー』という電極があります。
この本数が多いほど電気抵抗が少なくなり、変換効率が高まる一方で、多すぎると受光部が減り発電量を低下させることになります。
逆に少なすぎると、セル内での電子の移動距離が長くなるため、セル内の電気抵抗が増えてしまい、発電量が低下します。
マキシオン社のバックコンタクト構造は、表面にはバスバーを配置せず、裏面にバスバーを蜘蛛の巣のように張り巡らせた銅基盤を張り付けています。
それにより太陽の光を最大限に吸収し、かつ電子の移動距離を短くすることで発電量を最大化しています。
※マキシオン社製品カタログより
太陽電池パネルは、上に雪が積もったり、人が乗ったりした場合、セルが割れてしまうことがあります。
通常の太陽電池パネルの場合、割れた部分の発電量が落ちることで、パネル全体の発電量が低下します。
しかしマキシオン社のバックコンタクト構造では、セル裏面の銅基盤によってセルの強度が高くなるため、セルの割れを防ぐことができます。
また万一セルが割れたとしても、蜘蛛の巣のように張り巡らせた裏側の銅基盤により、電極が切れることなく発電をし続ける構造になっています!
※マキシオン社製品カタログより
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セル同士を接続する応力緩和構造
40年間の長期保証を実現している技術が、セル同士を接続する「応力緩和構造」※です。
※応力とは「モノに外から力が加わった時、それに抵抗しようと内部に発生する力」のこと。
※マキシオン社製品カタログより
通常の太陽電池パネルは、温度変化により膨張と収縮を繰り返すため、セル同士の接続部に負荷がかかります。
それにより断線などが発生し、発電量が低下してしまいます。
対してマキシオン社の太陽電池は、セルの接続部に膨張と収縮を緩和する独自の構造をもっています。
温度-40℃から85℃までを繰り返す温度サイクル試験において、業界の認証基準である「200サイクルで95%の出力維持」を大幅に上回る『2500サイクル』を実現しています!
※マキシオン社製品カタログより
試験で優れた耐久性を実証
高温多湿試験においても、業界認証基準が「1000時間で95%以上の出力保持」のところ、マキシオン社製パネルでは「8000時間経過後でもほとんど劣化が見られない」との結果が出ています。
塩害の影響も受けにくく、船上でも利用されているほどです。
※マキシオン社製品カタログより
さらに結露凍結試験では、業界認証基準「10サイクル」のところ、「350サイクル以上でも発電量の低下は見られない」との結果が出ており、積雪エリアでも多くの採用実績があります。
※マキシオン社製品カタログより
その結果、従来型パネルの年間劣化率が「平均-0.7%」であるのに対し、マキシオン社製パネルでは「-0.2%」と業界最小となっています。
従来型パネルでは、25年(一般的なパネルの最大出力保証年数)経過後の出力保証値は「80.2%」とされていますが、マキシオンの場合は25年経過時点で【92%】。
さらに40年(マキシオン社製パネルの最大出力保証年数)では【88.25%】を保証しており、耐久性においても非常に秀でていることが証明されています。
独自技術を磨くことで【業界最長の製品40年保証】を実現している、という訳なのです。
※マキシオン社製品カタログより
高い発電量を維持
通常、太陽電池パネルは気温が高くなると、電気に変換される光の量が減少して発電量が低下します。
一方マキシオンの太陽電池は、「温度係数」という出力性能の変化率が小さいため、気温が高くなっても高出力を維持することができます。
また、従来型のp型太陽電池は、光誘導劣化と呼ばれる初期劣化(1~3%)が起こりますが、マキシオン製パネルは高品質のn型太陽電池※なので初期劣化がありません。
そのため、同じパネル定格出力でも発電量が5~9%程度多くなっています。
こういった独自のテクノロジーこそ、マキシオン社の太陽電池が「世界最高の発電量」と言われ、他社と一線を画す太陽電池メーカーたる所以と言えるでしょう。
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マキシオンパネルを全ての人にはお勧めしない理由
マキシオン社の太陽電池パネルは高額のため、初期費用が高くなります。
ただし、従来型太陽電池の効果が【25年間で280万円】に留まるのに対し、マキシオンの太陽電池は【40年間で610万円】もの効果を生み出すことができます。
※マキシオン社の試算による
※マキシオン社製品カタログより
そのため当社では、お客様のお話をお伺いする中で、『設置後すぐの電気代削減効果よりも、40年間トータルでの効果を見込まれる方』への設置をおすすめしております。
島根県で唯一(※)のマキシオン正規販売店
ここまで読んでいただいたあなたは、かなりマキシオン製パネルが気になっているのでは…?
東洋ソーラーは【島根県で唯一】(※)のマキシオン正規販売店です。
※2023年10月現在において
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動画で知る!マキシオン
最後に、マキシオン社おすすめの動画をご紹介します。
●マキシオンの住宅用太陽光発電システム
Maxeon Solar Technologies
●太陽光パネルをつけるならマキシオン一択!納得の3つの理由
家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】
●2023最新】太陽光パネルメーカーの特徴をまとめて紹介!
タカシマ太陽光相談room
●バズるもん作るもん CMソング作っちゃうも~ん #5 2023年2月26日放送
バズるもん作るもん
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